主な方法の比較(2026年10月21日確認)
| 方法 | 費用 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 国税庁「暗号資産の計算書」 | 無料(Excel) | 国内の取引所だけで、年間取引報告書がそろう人 | 総平均法用と移動平均法用があり、年間取引報告書を使うなら総平均法用。1枚に1銘柄で、取引の多い人には手間がかかります |
| クリプタクト | Free 0円/Basic 年6,600円(300件)/Prime 年22,000円(2,000件)/Pro 年38,500円(1万件)ほか(税込) | 取引が多い人、複数の取引所・海外取引所・DeFiを使う人 | Freeプランは取引が50件を超えると損益の計算結果が表示されません。2026年10月5日にGtaxが統合されました |
| CryptoLinC(クリプトリンク) | 公式サイトで確認 | DeFi・NFTの取引がある人 | 料金は確認日時点で公式サイトから取得できなかったため、申し込み前に確認してください |
| Koinly(海外のサービス) | 米ドル建て(公式サイトで確認) | 海外のサービスに慣れている人 | 日本向けの説明では移動平均法に対応とありますが、総平均法への対応は記載が分かれています。日本専用の申告用帳票はありません |
| 会計・申告ソフト(マネーフォワード、freeeなど) | 個人向けで年1万円前後から | 事業所得もある人、申告書をソフトで作りたい人 | 暗号資産の損益は別に計算した金額を「雑所得(その他)」に入力します。取引履歴の読み込みで損益を計算する機能はありません |
料金は各社の公式ページの表示です(クリプタクトは税込、マネーフォワードは税抜)。改定されることがあるため、申し込み前に確認してください。
状況別の選び方
国内の取引所1〜2社で、売買が少ない
各社の年間取引報告書を国税庁の計算書(総平均法用)に入れれば計算できます。費用はかかりません。
取引が数百件以上ある、または取引所が多い
計算サービスの有料プランを検討します。クリプタクトの場合、年300件まではBasic(年6,600円)、2,000件まではPrime(年22,000円)が目安です。件数は売買・入出金などの取引の数で数えます。
海外取引所、DEX、NFTの取引がある
年間取引報告書がないため、取引履歴を読み込める計算サービスを使います。取引所ごとに対応状況が違うため、使っている取引所やチェーンに対応しているかを先に確認してください。
記録が欠けている、金額が大きい
計算サービスで足りない部分は、暗号資産に詳しい税理士への相談を検討します。クリプタクトは提携する税理士の紹介窓口を設けています。
総平均法と移動平均法
取得価額の計算方法は、総平均法か移動平均法のどちらかです。個人は、税務署に届出をしていなければ総平均法になります。移動平均法を使うには届出が必要で、一度選んだ方法を変えるには承認の申請が必要です。
計算サービスを使う場合も、設定がどちらの方法になっているかを確認してください。年間取引報告書の数字で計算する国税庁の計算書は、総平均法用を使うよう案内されています。
よくある質問
クリプタクトは無料で使えますか?
Freeプランがありますが、取引が50件を超えると損益の計算結果が表示されません。50件を超える場合は有料プランが必要です。
Gtaxを使っていましたがどうなりましたか?
Gtaxは2026年10月5日にクリプタクトへの統合が完了しました。クリプタクトの案内では、計算結果やデータ、ログイン情報、プランは引き継がれ、手続きは不要とされています。
国税庁の計算書はどこにありますか?
国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について」のページから、総平均法用と移動平均法用のExcelをダウンロードできます。
マネーフォワードやfreeeだけで申告できますか?
申告書は作れますが、暗号資産の損益は別に計算した金額を入力する必要があります。損益計算は計算書や計算サービスで行います。