暗号資産の確定申告(2026年分)

2026年に得た暗号資産の利益は、今のルールどおり雑所得として総合課税で申告します。申告の期間は、例年どおりなら2027年2月16日(火)から3月15日(月)までです。

2026年10月21日 確認

このページの内容
  1. 2026年分の申告の基本
  2. 申告が必要な人
  3. 20万円以下でも住民税の申告は必要です
  4. 申告の流れ
  5. 損益計算サービスと税理士
  6. よくある質問
  7. 関連ページ

2026年分の申告の基本

所得の区分雑所得(事業として行う場合などを除く)
税率他の所得と合わせて所得税5〜45%、住民税10%
課税される取引円への売却、暗号資産での商品の購入、暗号資産同士の交換。ステーキングなどの報酬は受け取った時の時価が所得
損失給与など他の所得とは相殺できず、翌年にも繰り越せません
取得価額の計算総平均法か移動平均法。届出をしていなければ総平均法
申告期間2027年2月16日〜3月15日(例年の日程。国税庁の発表で確認)

申告が必要な人

  • 会社員(給与が1か所で年末調整を受けている人):給与と退職所得以外の所得の合計が20万円を超える場合
  • 給与の年間収入が2,000万円を超える人
  • 給与を2か所以上から受けている人:年末調整されなかった給与と、給与以外の所得の合計が20万円を超える場合
  • 給与所得者でない人(個人事業主など):暗号資産の利益を含めた所得から所得控除を引いて、所得税がかかる場合

20万円以下でも住民税の申告は必要です

20万円の基準は、所得税の確定申告をしなくてよい条件です。住民税にはこの基準がないため、利益が20万円以下でも、お住まいの市区町村に住民税の申告をする必要があります。医療費控除などで所得税の確定申告をする場合は、暗号資産の利益も含めて申告します。

申告の流れ

  1. 取引の記録を集める

    国内の業者からは「年間取引報告書」が届きます(各社の会員ページなどで取得)。海外の取引所やDEX、ウォレットの取引は、取引履歴を自分でダウンロードします。

  2. 利益を計算する

    年間取引報告書の数字を国税庁の「暗号資産の計算書(総平均法用)」に入れると計算できます。取引が多い場合や、海外取引所・DeFiを使っている場合は、損益計算サービスを使う方法もあります。

  3. 申告書を作る

    国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成し、e-Taxで送信するか、印刷して税務署に提出します。暗号資産の利益は雑所得の「その他」に記入します。

  4. 納付する

    所得税は原則3月15日までに納付します。住民税は、申告の内容をもとに市区町村から通知されます。

損益計算サービスと税理士

取引所が1つで取引も少なければ、国税庁の計算書で計算できます。複数の取引所、海外取引所、DEXやNFTの取引がある場合は、取引履歴を読み込んで計算するサービスを使う人が多くなっています。Gtaxを運営する会社は2026年7月にクリプタクトの運営会社の子会社になり、Gtaxは2026年10月5日にクリプタクトへ一本化される予定と発表されていました。

利益が大きい場合、記録が欠けている場合、事業として行っている場合などは、暗号資産に詳しい税理士への相談を検討してください。

よくある質問

暗号資産を買って持っているだけでも申告は必要ですか?
売却や交換、商品の購入などをしていなければ、値上がりしていても所得は生じません(個人の場合)。報酬として受け取った暗号資産がある場合は、受け取った時の時価が所得になります。
暗号資産の損失は給与と相殺できますか?
できません。雑所得の損失は、給与所得など他の所得から差し引けません。同じ年の雑所得の中では、暗号資産の利益と損失を相殺できます。
総平均法と移動平均法はどちらを使えばいいですか?
個人は、届出をしていなければ総平均法で計算します。移動平均法を使うには、税務署に届出をします。一度選んだ方法を変えるには承認の申請が必要です。
2026年分から分離課税になりますか?
なりません。分離課税は2028年1月からの見込みで、2026年分と2027年分は総合課税です。

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